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スプリング・エフェメラル

エゾリスとエゾエンゴサク


早春、まだ木々が芽吹く前に光を独り占めするため、他の植物に先駆けて林床に咲く花を春植物と言います。ヨーロッパではこの花たちを「春の儚いもの」という意味で「スプリング・エフェメラル」と呼ぶそうです。
私の住む九州では、常緑の照葉樹林帯のため、このスプリング・エフェメラルは林縁部で見られる程度。ましてや、カタクリなどは1株でも出会えたら奇跡。
そこでGWのはじめ、北海道までスプリング・エフェメラルを求めて旅してきました。
訪れたのは3カ所。
浦臼神社(樺戸郡浦臼町)
男山自然公園(旭川市)
旭ヶ丘公園(芦別市)

DSC_0540 - カタクリ エゾエンゴサク


男山自然公園は北海道でも有名な酒造メーカーが所有林を一般に無料開放しています。散策路1kmの両側に延々と続くカタクリの群落は圧巻です。
昔、お酒の蔵元やお醤油屋さんは山に植林をしていたそうです。本業が傾いたときのための保険という意味が大きかったそうですが、同時に、植林作業などに地元の人を雇い、農閑期の雇用の場を創出するという側面もあったと聞きます。
男山自然公園では山の管理など企業にとって負担は小さくないと思いますが、ぜひ今の形で保全を続けていただきたいと思うのでした。

(森)
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