みなさまと全林協をつなげる、コミュニケーションブログ★ 全林協編集部・解体新書

幸せの村を創る林業戦略

幸せの村を創る林業戦略

2010年6月号、月刊「現代林業」特集のタイトルです。

長野、宮崎、高知のぞれぞれ3地域の林業戦略を紹介した内容です。

幸せの村を創る、とは少々文学的表現に思われるかもしれません。
けれど、こんな編集意図があります。

林業って、いったい何を目的に行うのか。何を目指して、林業なのか。
そこをはっきり定めて、そのためには何を考え、実行すればいいのか、地域レベルの経営戦略をビジネスとして描いてみたい、ということです。

目的って、いまさら何だ、と言われそうです。

造林、資源造成の次代が長く続き、これからはそれを元手に経営成果を出していく工夫が求められてきます。
そこでの目的は何か。

木材の生産か、川下業界への供給か、産業振興か。
さまざまな考え方があるでしょう。

本誌では、こう考えています。
林業で、地域にさまざまな雇用・仕事が生まれ、それが子ども・孫世代まで続くしくみをつくること。
それこそが、林業の目的だと。

雇用・仕事があれば、そこで働く人が地域に住み、家族をつくり、子どもたちの笑顔が戻ってきます。小学校もにぎやかになるでしょう。

それこそが、幸せの村ではないかと。

もう一つの視点が、農林業で豊かになる方法とは何か。それも考えたいということです。

誰もが毎日楽しむコーヒー。
その豆を生産する南米、アフリカなどの農家は、決して豊かになれません。それどころか、生活が成り立たないような境遇に甘んじている例が多いとか。

コーヒー価格がずうっと低迷しているかというとそうではなく、一頃の3-4倍になったりしています。
3-4倍になれば、農家も儲かる、と思われるかもしれませんが、そうではないのです。
農産物の価格が上昇しても、農家が豊かになれないのは、なぜか。


日本の農業後継者がいきいき働く、豊かな農業の事例がときどきメディアで紹介されています。

そこには、一つの共通点があります。

川上型(原材料としての出荷のみ)の農業ではないこと。
地域内で、できるだけ加工、付加価値化を図り、
そのことで、規模は小さくとも、地域に仕事を創り出している…。

そして、幸せの村を創る林業戦略です。

地域の人々が幸せになってこその林業です。

こうした事例を、今後も折に触れてみなさんに紹介したいと考えています。(白石)



月刊「現代林業」2010-6月号

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