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みなさまと全林協をつなげる、コミュニケーションブログ★ 全林協編集部・解体新書

人生を二度生きる―ある農家が語る後継者

月刊「林業新知識」の表紙テーマは、山を継ぐです。山を継ぐ息子さんと父など、ご家族でご登場いただいています。
山主さんのための月刊誌ですから、後継者の話は重要テーマです。

月刊「林業新知識」

先日、専業農家の方がラジオで、こんなことを話していました。
「後継者は、50歳過ぎてから決めればいいんじゃないですか。
それまで、息子が都会でサラリーマンやりたければ、やってもらい、そろそろ定年が見えてきたとき、親の姿を見て、家の仕事を継ごうかなと心の中で思ってくれる。
そのときで十分。
第一、いまみんな長生きして元気ですから。50代から家を継いでも十分農家やれますよ」

この話をされた農家の方自身、75歳くらいで、現役バリバリで働いています。

50代で農業を継ぐ息子さんにしてみれば、都会でサラリーマンをやり、家庭を持ち、頑張ってきたけれど、もう先も見えてきた。子どもたちも自立して、いまは女房と二人っきり。
親を見れば、75過ぎていまの畑で仕事をしている。
自分がそろそろ後を継いでもいいなと。
そんな気持ちでしょうか。

サラリーマンとして生き、そして50歳代から農業を継ぐ。
人生を2回も生きることができるんじゃないでしょうか。

定年になっても、第二の人生という目標が見えてこないサラリーマンからすれば、これはとてもすばらしい生き方のように思います。

そんな話を、「林業新知識」担当の仮家としていたところです。(白石)

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藤森隆郎 現場の旅 新たな森林管理を求めて


hyousi fujimoritabi
森林科学者の藤森隆郎先生の本が発刊となりました。

藤森隆郎 現場の旅 新たな森林管理を求めて 

全国の山を訪ね、林業家、森林組合経営者、森林整備NPOの方と現場を歩いた記録です。
施業上の疑問、技術の発見、経営の悩み、後継者・人材育成など、林業第一線で活躍する方々の話しに耳を傾け、その答えを現場で探求した記録です。

北海道から九州まで、林業現場を旅し、そして現場で人々を悩ませている課題・疑問の答えを探す旅。
タイトルにあります「現場の旅」とは、そのような二つの意味が込められています。

施業技術、管理技術は、これまでの知見を基にテキスト的にまとめられたものが多いのですが、それ故にいま現場にある課題とは遠いという感じが否めないことも事実です。

けれどもこの本は、違います。
藤森先生が現場を歩き、いま現場にあるさまざな課題・技術を語り合っていますから、研究室でも権威ある本の知見でもなく、スタート地点は、あくまで現場です。

間伐方法、災害に強い森とは、伐出技術、路網作り、目標林型はどうあるべきか、利益が出る経営とはどんなものか。
林業を実践する人なら誰もが感じている疑問、質問が、この本では重要に語られています。
そうした意味で、血の通った、現場の問に答えた森林管理の実践テキストである、とも言えるでしょう。

本書・上巻に続き、下巻も年内発刊を予定しています。その旅は、今も続いています。
どうぞご期待下さい。(白石)


明けまして、おめでとうございます。

明けまして、おめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

わたくしどもの今年の課題。
その一つが、読者みなさんにとって、本当に役に立つ出版物をお届けすること。
みなさんにとって全林協が役に立ち、そして気にかけて頂ける存在であること。
全林協、編集部員、スタッフ一同、そのような目標をめざして努めてまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(白石)
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