こんにちは、制作の三石です。
今年も、間伐推進強化期間(10・11月1)がそろそろやってきます。
それにあわせ、間伐等、森林整備推進への取り組みを効果的にPRできるポスターがコレ↓。
もちろん、上記期間外にもご活用頂けます~!現在の制作の進捗状況をお届けしようと、
「右の写真と、左の写真の違いを見つけて下さい」
としようと思いましたが・・・・・、

写真にしてしまうと差が出ませんでした!!
左)色校正の初校
右)色校の色味を修正した、念校(最終稿)
です。何となく、右側の方が色がハッキリ、濃い感じが、お分かり頂けますでしょうか。
ポスターは、特に色校正に気を遣いますが、今年は、
明るい林の明るさ・美しさと、暗い林の茶色い暗い感じとの対比を、
くっきりと出すことに結構苦労しました。
モニターや、出力したプリンタの色と、本番の紙(紙によってもインクの吸い方が違ったりする)に、
インクを載せた色と、やっぱり違うものです。
無事に工程が進み、14日に仕上がり、今週中にはお届けできる予定です。
△ポスターの詳細は
コチラをご覧下さい。
△色校正とは? →こちらの
去年の記事ご覧下さい。
●ポスターのコンセプトなどのつぶやき・・昨年から担当していますが、貫かれる方針として、
一般の皆さんに「間伐」をPRするだけでなく、
業界でも「間伐推進」を盛り上げていき、
ポスターを見て、勢いや元気がつくよう、前向きなものを作る
ように、心がけています。
毎日見る物ですし、切迫感よりも、元気がわいてくるもののを!
というのは変わらないポイントです。
今年は、「間伐をすることで、明るい森林・未来へ」というメッセージを込め、
間伐促進そのものを分かりやすく、力強く訴えています。
又、チェーンソーの刃部分を使うことで、賛否両論はあろうかと思いますが、
少なくとも、一般の方が見たときに、直感的に怖い感じがしないような処理はしたつもりです。
自分も、間伐作業を体験した時に感じた、
実際に動いたチェーンソーの重み、刃の存在感は、忘れていません。
リアル過ぎてもいけなくて、かと言ってデフォルメかけ過ぎると、
今度、「スリッパの裏?」とか言われたり。確かに・・(泣
というわけで、今年は少々反応が怖くもあるのが正直なところですが、
間伐を元気づける一助となればと願います。
●口ずさめるキャッチコピー今年も、各所にご注文のおうかがいの電話をした際、
「あ~ 伐り開くのやつね」と言って頂いたところが数件ありました。
うれしかったです。
覚えやすい、というのは大事ですね。
●おまけ 「開く」と「拓く」当初、「拓く」にするという案もありましたが、
「拓く」は、読みにくいというのと、
「土地に手を加えて、人間生活により便利なようにする(大辞林)」とあるように、
「人工的に作る」という意味合いが強くなると解釈し、
林業の自然の力の意も込めたく、素直に「開く」にした次第です。
↓先週、たまたま見つけた、有名な歴史シュミレーションゲームのポスター。
「切り拓く」の正しい用法例は、こちら?

なるほど、でっかい意思です。天下への道。
しかし、林業だって負けぬぞ!!
三石(麦酒2L飲めるかな?)