
新刊本
『補助事業を活用した里山の広葉樹林管理マニュアル』の
編集担当です。
発行(昨年末)以来、売れ行きは好調です!
本書の特長は、
「荒廃しつつある雑木林」を
↓
「17年で販売可能なシイタケ原木林」へと育てるために
必要でかつ補助事業に該当する施業を明確に示しているところです。
たとえば15年生くらいの不良(不用木が多い)林でも、
現状からどのように施業していけば、
最短で、
しかも補助事業を最大限活用して支出を抑えて、
シイタケ原木林に導くことができるのかが
分かりやすく紹介されています。
著者の津布久隆さんは林業普及指導員です。
津布久さんは本書の元になるマニュアルを制作し、
かつては雑木林が盛んに利用された管内(栃木県南那須地方)で、
森林組合とともに施業の必要性を訴えて活動したところ、
前年比で140%にも事業を伸ばすことに成功したそうです。
地域の眠っていた資源が生き返りました。
地域の景観も目に見えて美しくなりはじめました。
本書には著者撮影の広葉樹施業の
貴重な写真も数多く収録しています。

<萌芽更新>

<萌芽整理>
津布久さんはこう話します。
「広葉樹林だったら会社を定年退職してからはじめても、
自分の代で十分収穫できますよ。お金にできますよ」と。
優良な原木林であれば、
1ha当たり10,000本の原木が生産できるとか
(原木1本は170円程度)。
山もきれいになり、収入も上がる!
編集担当として(サラリーマンとして)、
1反歩でも雑木林がほしくなりました。
ぜひ本書を手にしてみてください。(本永)