こんにちは、メインレポーターGです。
さて今日は、午後のお仕事への活力となってくれるランチについて、
7つ道具?を拝見してきましたよ~

それは。。。山に入っている方なら、1度は見かけたことのある「めんぱ」

地域によって「わっぱ」などとも呼ばれています
林業新知識では2007年4月号の「吉野の郷より出来杉生活」の
連載でも、梶谷夫婦が触れているように、
めんぱ・わっぱは、山仕事している方の、
生活にとけ込んだ日用品であると同時に
憧れ・ステイタス

なんですね。
(※めんぱとは、木でできた丈夫な昔ながらの弁当箱。
深みがあって丸くて、漆が塗られている・・・同コーナーより)
そんなめんぱが、こんなところ(編集部)に・・・


黒くて、つやつやですね~

中からは・・・・

かわいい手づくり弁当です

おいしそう

まだまだ紹介しちゃいます。
2個セットかと思いきや・・・・

4個セットなんですよ~

それぞれ一回りずつ小さくなっているので、
入れ子構造になっています


継ぎ目はサクラの皮で縫い込んであって、丈夫

そして、底は丸い板をきっちりはめ込み、漆が接着代わりになっています


丈夫なお弁当箱ですね

ほのかにヒノキの香りもして、軽いし、良い感じです

それにキレイ

山仕事をされる方は、フタの部分と受ける部分の中身側に両方ご飯を詰めて、
ご飯の面を内側にして、持っていくそうですよ

午前中にフタ側のご飯、午後に中身側のご飯を食べて、
持って帰るときにはぜんぶ重ねてコンパクトになります

ちなみに一回り小さなサイズは「菜入れ」といって
おかずを入れるめんぱです

このめんぱは、静岡県井川の海野さんの手づくりです

今では職人さんが1人になってしまっているとか・・・・

山仕事している人は徐々に増えてきていると思うので、
これからはもっともっと普及すればいいのになぁ

以下、井川めんぱの説明文の中に入っていた説明書き。
なんとも、分かりやすく、そしてほのぼのと、めんぱを解説していらしたので
一部を引用させていただきました

・・・・
メンパは用途によって、男もち=男メンパ、女もち=女メンパ、
菜メンパの3種類があります。
これらは、男、女、菜の順で重ね合うことになります。
山仕事に出かけた夫婦が食事を終えるとこれを一つに重ねて
持ち帰ったのです。
なんとほほえましい姿ではありませんか。
メンパに詰めたご飯は、冬は暖かく、夏はすえ(腐敗)ません。
また味噌汁やお茶を入れても熱くて持てないということはありません。
メンパでお湯や汁を沸かすには、メンパにあらかじめ水や汁をいれておき
たき火で熱くした小石(もちろんきれいに洗ったもの)を中にいれれば沸きます。
・・・・
本当に色々な用途で便利に使える品なんですね、めんぱって。
改めて、見直してしまいました

さて、このめんぱの持ち主は、編集部の高橋です。
昨年11月に注文してから、来るまでに半年以上待ったそう

それだけ貴重なものなのですね

「これ、ずっと憧れていて・・やっと手に入って本当に嬉しい・・・

」
「一生もののお弁当箱

嫁入り道具になりそう・・・

」と
目を輝かせながら

話す高橋は、心はすでに山にありなのでした

ちなみに、お弁当を作ってきてくれたのも高橋です

今回は、高橋の7つ道具、拝見させていただきました
